代表理事挨拶

三木 佑二郎

2010年10月、協同組合ワイズネットワークは新たな智の共同体づくりを目指して、協同組合ワイズ総研と名称変更致しました。
従来から実施してきた「全国型異業種交流会」に加え「智の発掘、育成、活用」に挑戦致します。
異業種交流はまさに、企業と企業、人と人との出会いによって、新たなビジネスチャンスを作ることが大きな目的ですが、「智の発掘、交流」は人の持つ知識・知恵を集め、組織化し、実用化しようというものです。結果として、異業種交流をより多様で深いかたちで実現できるものと考えています。

新たにスタートを切るワイズ総研は、大きく分けて三つの要素から構成されます。

第一の要素は新たに挑戦する「智の発掘」の象徴である顧問団の形成・充実です。ワイズネットワークの頃より顧問の方々には活躍していただいておりましたが、更に20年、30年とビジネスの第一線で活躍することによって培われた様々な“賢者(wise man)”を新しく顧問として迎えます。まさに、仕事において一芸に秀でる人達の集まりです。すでに総研では、200以上に細分化された分野での強みを持つ人を集め始めています。

第二の要素は、「智の育成、活用」である組合員の組織化です。現在、現役として事業を展開し、将来独立して起業を目指す人達に、組合員や客員研究員として、総研に参加していただきます。事業を進めていく上での問題解決を、皆で力を合わせることにより進めていくものです。
この「智の育成、活用」は、顧問団、客員研究員、組合員が様々なテーマや人を中心とした小規模組織を多々立ち上げ、互いに刺激し合い、問題解決への協力体制を作りながら、知識・知恵を共有し、高めていくものです。

第三の要素は「知恵の交流」です。ワイズ総研の特色でもある大企業から中堅中小企業で活躍するビジネスマン、ベテラン経営者、更には学生まで幅広い範囲で人と人との出会いを活発化させ、交流を深めてまいります。

人も企業も様々な問題に直面し、その解決を迫られています。ワイズ総研は、知識・知恵を持ち寄ることにより問題を解決し、新たな価値を生み出していきながら、皆様とともに歩みたいと考えます。
積極的なご参加を心よりお待ちしております。

協同組合ワイズ総研
代表理事  関 清隆